秩父人カレンダー2021 2月 安藤榮作

安藤榮作 第10回円空大賞展

安藤榮作「第10回円空大賞展」

壁一面に巨大な原発事故のドローイング、その前に円空の不動明王像がすっくと立ち、床には二千体の人型の河、その河の中に立ち上がる鳳凰たち。それは、三百年以上の時空を超えて、たった今この時代に円空仏不動明王像が降り立ち、地を這い生きる人々への救済の祈りを滝のように降ろしているかのように見えた。

安藤榮作(Eisaku Ando)

1961年 東京下町生まれ。1986年 東京芸術大学彫刻科卒業。
1990年 福島県いわき市の山中に移住し、子育てと彫刻とサーフィンと地域の事に埋没する。
2006年 同市の海沿いに引っ越す。
2011年 東日本大震災にて被災、自宅、アトリエ、数百点の作品、愛犬を津波で失い、原発事故を機に奈良県に避難移住する。
2017年 第28 回平櫛田中賞受賞。
2019年 第10 回円空大賞にて円空賞受賞。手斧1 本で木を彫り刻み具象抽象を超えてダイナミックな生命エネルギーを形にし続けている。個展・グループ展・パフォーマンス・作品設置など多数。また、エッセイ集や絵本も出版している。

安藤榮作 Facebook

関連記事

原発とめよう秩父人

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!