外国の原発報道

2011年4月26日 ガンダーセン博士がロシア報道番組で語る「福島原発事故の現状」

●日本政府は福島原発はチェルノブイリ級放射能漏れであることを認めました。
●チェルノブイリでは事故から6~7週間で放射能漏れは完全にストップできました。福島はいつとまるか解らない。チェルノブイリを遙かにしのぐ事故と見ることができる。
●私は発生直後から日本政府と東京電力には大変な憤りを覚えています。事故の深刻さをことさら軽く発表しています。電力不足への危惧と莫大な利益、原子力産業への配慮が大きく働いている。
●パニックを押さえるという意味もあるが事実は事実として伝えるべきだ。事態を軽く発表しては状況は悪化するばかりだ。
●東京電力は初めから全てのデータを持っているはずです。なのに避難通達がひどく遅れた。特に子供や妊産婦の避難をもっと早くに行っていないというのは理解に苦しむ。
●日本政府は子供の放射能許容量を大人の原発作業員の許容量に改めたが人道的に間違った規定で不愉快ではすまされない。
●子供の発癌率は大人の10倍100倍とも言われています。
●原子炉を覆う作業をしても地下水に漏れだして無駄になるでしょう。海に流れ出ます。
●スリーマイル、チェルノブイリが原子力の危険性を知らしめたが、福島は嫌悪感を焼き付けるでしょう。
●莫大な建設費と危険リスクは割に合わないものだ。

5/10記 浜岡原発停止要請をしたことを菅総理が5月6日夜に発表した。これはアメリカへのビンラーディン報復によって浜岡原発がテロにあえば駐日米軍の基地も壊滅するのでアメリカに進言されたのではないかとの憶測があるとラジオでも言っていた。さらに他の原発には言及せず浜岡も津波や地震対策ができたら稼働することになるようで、これはサミットでの原発国フランスやアメリカへの配慮と見ているらしい。原発業界からの批判をさけているようだ。
以上のように原発や放射能対策にしても震災復旧にしても、菅はしっかりしたコンセプトもなく舵取りしている。


バズビー教授が語る福島原発 は「チェルノブイリより怖い」

●ガス(水素)爆発ではなく核爆発です。原発事業者は二枚舌を使っています。
●当時のソビエト政府の方が迅速だった。遅い日本政府の対応。
●10の14乗のベクレルが毎日出ている。深刻です。チェルノブイリより積算値が高い。
●最低でも70Km以内は避難が必要。しかし、避難させるべき区域から住民を避難させていない。
●チェルノブイリより被害はひどくなる可能性がある。
●東京でも放射能レベルも上昇している。
●チェルノブイリでは癌の死亡者は100万~140万人という単位だが、大きな人口を抱える日本でも深刻だ。
●健康へのダメージが無いとの判断をすると多額のお金が動く。核産業と結びついた人たちの言動だ。
●日本政府が言うように9ヶ月でプラントを覆うことはできない。まだ核分裂が続いている。
●すでに高濃度のウラニウムとプルトニウムがハワイやマリワナ諸島から検出されている。
●さらに高放射能汚染水が世界の海を汚染する。


第3号機は核爆発だった

3号機はプルサーマルである。燃料からは強い毒性のプルトニウムが出る。これが爆発して長崎の原爆のようにプルトニウムが拡散したのではないか。
爆発の仕方が1号機の水素爆発とは状態が全く違うことを指摘している。日本ではそれを問うニュースも番組もほとんど無いのが残念だ。日本語テロップはないですが映像でよくわかります。

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