秩父市長
久喜邦康様 2011.8.5
子どもを放射線から守るための市長への要請書
福島原発の事故による放射能汚染は東北だけでなく関東にも広がり、私達の住む秩父地域も例外ではありません。現在問題になっている放射性セシウムに対する認識を深め、線量測定態勢を整え、早急に必要な対策を講ずることが必要であると考え、以下の点について要請します。
(1) 秩父市による測定結果は参考にしますが、部分的に地表でも1m地点でも公表値より高い場所があることは確実です。さらに詳細な測定を継続的に行い、これらの把握に努めてください。
(2) 特に雨の流路や排水溝および雨どいの下部などにおいて放射性セシウムが多量に蓄積していると考えられる場所があります。これらは一般家庭においても同様の状況が考えられるので、広報等を通じて注意を喚起してください。
(3) 幼稚園、小中学校における測定場所を校庭の中央に限らず、今後は上記に示したような地点も含めて測定してください。
(4) 内部被ばくの危険性に関する認識と、放射性セシウムを取り込むことの危険性を市民に知らせ、特に放射線に対して感受性が高い乳幼児、妊婦に対する注意を喚起してください。
(5) 秩父市の予算で測定器を複数購入し、その一部に対しては希望する市民が使えるように態勢を整えてください。
(6) 上記の点について検討の上、誠意あるご回答をお願いします。
「子どもを放射線からまもる秩父の会」
「原発とめよう秩父人」