広瀬隆氏 プロフィール
ノンフィクション作家 1943生まれ
早稲田大学卒 大手電機メーカーを経て作家になる。
「東京に原発を！」「危険な話」など
原子力の危険を訴え続け、反原発の市民活動を展開。
各地で原発震災を予言するような講演を続けていた氏が怒る！
お話を要約しました。
３／２０作成画像（１９日お昼時点での記録）
●食い止められても大地震はやってくることを意識して下さい。全ての原発を止めないと危ない。
●電気に対する不安。間違いです。全く足りています。計画停電であおっています。立ち上がりは震災ですから大変でしょうが火力など休んでいたものを稼働させれば足ります。
●現状。お釜の燃料を取り除かない限り熱は出続けます。運転中の１，２，３号機は大変な熱量を持っている。
●制御棒のあるお釜の下は大変な複雑な構造。電気系統など複雑。そこに塩水をぶっ込んだ。
●１，２号機はＧＥの設計。東芝などは設計通りに造ったに過ぎない。ＧＥが支援したいというのを断ったとのこと。信じられない。
●９日目にして電源回復とのことだが、なぜいち早く電源回復の手だてをしなっかたか。（アメリカの電源設備の支援もいち早く来た時に日本政府は断った）
●日本は世界一の発電機のメーカー。でも壊れた時には使っている人ではなくメーカーに直してもらうのが当たり前。なのにメーカーの知識を集結しようともしていなかった。
●原発設計者田中光彦氏も言っていたが１～５号機までが欠陥製品であるとも言っていた。
●ある記者から１２日電話があった。もうすぐ水素爆発になると提言した。１９６９年スリーマイルではそれを察知して寸前でガスを抜くことに成功し爆発は食い止めた。しかし、福島はそれすら止められなかった。私が予見できたのにどうしてプロが計算できなかった。終わりだと思った。あの人達はそれすら解っていない。
●水素爆発などテレビで一回も言っていない。記者がどうして質問しないのか？（外国での報道youtube爆発の映像）
●日本の原発の廃棄物は全て六ヶ所村に集めている。3000トンのプール。満杯で処理ができていない状態です。今回の地震で一番心配しました。報道が全くない。電源が切れただけでも、プールに亀裂が入って水が抜けだしただけでも、あれが壊れたら、日本がの話ではなくて地球の終わりですよ。一カ所に集めるという考えだけでもかなり危険だと言うことが解ったと思いますよ。
●日本の各地の原発では廃棄物が六ヶ所村が満杯で持って行けないのでプールに一杯置いてある。だからなおさら危険。
●福島には福島原発の１．６倍の廃棄物がすでにある。最悪の場合チェルノブイリの１０倍危険があるといえる。
●テレビに出てくる専門家が「先年に一度の大惨事なので・・・」なとというのは卑怯だ。私ごときに解ってその危険性を訴えていたんですよ。
●福島で去年、電源喪失が起こった。原因がわかっていない。マスコミはなぜ追求しないのか？今回は喪失して逝っちゃった。東電もごまかしてきた。（危険性を露呈したくなかった）
●津波の大きさ５ｍの対策だった。明治三陸大地震では３８ｍです。なぜ想定しなかったのか？ 何が想定外か？
●今回は津波だが、地震の大きさは直下の関東大震災の方が大きい。（それが原発の真下で起こらないとは限らない）
●今、何でもない空に見えますが、猛烈に死の灰出して屋根の上を飛んでいます。その真上をヘリコプターで飛ばされている。自衛隊員や消防隊員は危険性を知らされずに行かされているのではないか。
●１４日の第２号機の最高値は３１３０μシーベルト。通常の２万７４１８倍。１５日昼の３号機周辺では４００ミリシーベルト
で通常の３５０万倍。４号機でも１００ミリシーベルトで８７万倍。アメリカのＮＲＣの基準では１２５ミリシーベルトが事故時の上限としている。
●枝野は初めて健康に被害が出る数値が出たとはじめて言ったが、御用学者はそんなのはレントゲン写真と同じくらいだとか、とんでもない比喩を言っています。
●民間人では１ミリシーベルトが年間です。一年８７６０時間でほぼ１万倍。（１００ミリシーベルトで１００万倍）。基準を２５０ミリシーベルトに引き上げたがとんでもない。平常の約２５０万倍になったと言うことです。
●外部被爆と内部被爆を分けて考えて下さい。放射性ヨウ素は若い人たちに影響が大きい。甲状腺ガンが大量に発生する。内部被爆では体内から距離の２乗の大きさで被爆する。ＮＨＫもひどい。広島の学者には良い学者とひどいのがいる。ひどいのが大丈夫だと話していた。とんでもない。テレビを信じてはいけない。微量で安心などというのは信じてはいけない。ガンは数年して出てくる。
●日本の医師達もひとつも危険性を発言してこなかった。危険性を訴える医師以外は信用してはいけない。
●現地に入って命がけで取材している本物の報道記者が出てこない。
●静岡の地殻変動も大きい。地殻は南長野まで動いている。（長野での地震がこのあと起こった）世界の地震も多発している。スマトラ、チリ、、ニュージーランド全て太平洋プレートの縁で起こっている。来ることは解っていた。今回は仙台沖だったが・・・。駿河湾でこれから来る。グラフで言うと７３年の周期でやってくる。１９９８年に来る予定が来ていない。１３年分たまっていると言ってもよい。東海大地震でも１３０年たっていて周期性からしても来る。浜岡は危ない。
●若狭湾でも戦前に多発している。原発１４機ある直下です。小地震、中地震のあとに大地震が来る。今は活動期に入っている。
●直下の地震で１～２ｍの隆起、断層動いたら、どうなるか。パイプはめちゃくちゃです。
●余震でも静岡に起こってきた。心配です。全て止めるべきです。
●新しい石油も発見されています。石油は２００年持つそうです。天然ガスも石炭も１０００年分あるし・・・
●何でこんな危険なものをやるのか？動かしている者のレベルが違うが。原子力学者は原子力無くなったら首になる。太陽電池の研究やらないといけなくなる。政治家は自民党でやってきた。核兵器を持ちたかったのでは（献金もあるか）。メーカーは儲かる。日立東芝三菱重工と・・・ゼネコンも儲かる。だから電力会社に取り込まれて抵抗できない。地元のレベルはずっと低い。金がほしいだけ。交付金欲しさ。仕事もできる。だからやってきた。全体で言えば「金」ですね。
●我が家では子供達の為のパスポートを取りに行きました。ヨウ素の検査してませんので、気をつけましょう。ヨウ素剤現地では４０歳以上に配られているらしい。
